印鑑の選び方ガイド

印鑑の種類と用途

STAMP

はじめて作成する際にまず頭を悩ませるのが、その種類と用途かと思います。
印鑑は目的を持って選びましょう。
代表的なものは「実印・銀行印・認印」の3種類です。

1.実印について

実印は主に、契約が関係する取引に使われます。本人の象徴として最も大切な印鑑です。

  • 実印の主な用途

    • 不動産の取引
    • 住宅ローン
    • 各種保険の加入
    • 遺産相続

2.銀行印について

銀行印はその名の通り、金融機関の口座開設時などに使う印鑑です。

  • 銀行印の主な用途

    • 金融機関での口座開設

3.認印について

認印は確認・承認の意味を持ち、荷物の受け取りなど日常的に使う印鑑です。

  • 認印の主な用途途

    • 荷物の受け取り
    • 社内文書の確認
    • 役所へ提出する書類

印鑑の素材

MATERIAL

柘(つげ)は古くから印鑑彫刻に用いられてきた硬質木材です。

  • メリット

    • 緻密で割れにくく、強度や耐久性がある
    • ほどよい粘りがあり押印しやすい

    デメリット

    • 湿気や直射日光に弱く、欠けてしまうことがある

    向いている印鑑の種類

    • 認印

黒水牛

黒水牛は水牛の角を加工して作られ、漆黒の光沢が特徴的です。

  • メリット

    • 適度な水分を含有し、粘り気があるため耐久性がある
    • 朱印とのなじみが非常に良い
    • 摩耗しにくく、破損しづらい

    デメリット

    • 乾燥に弱く、適度なメンテナンスが必要

    向いている印鑑の種類

    • 実印
    • 銀行印

白水牛

白水牛とは水牛の角を加工して作られ、飴色の美しい色が特徴的です。

  • メリット

    • 粘り気が強く、強度や耐久性がある
    • 適度な硬さとしなやかさで朱肉になじみやすい

    デメリット

    • 乾燥に弱く、適度なメンテナンスが必要

    向いている印鑑の種類

    • 実印
    • 銀行印

オランダ水牛

オランダ水牛とは水牛の角を加工して作られ、飴色の美しい色が特徴的です。

  • メリット

    • 粘り気が強く、強度や耐久性がある
    • 適度な硬さとしなやかさで朱肉になじみやすい

    デメリット

    • 乾燥に弱く、適度なメンテナンスが必要

    向いている印鑑の種類

    • 実印
    • 銀行印

象牙

象牙は最高級品とされ希少性が高い印材です。

  • メリット

    • 耐久性と耐摩擦性に優れている
    • 現在入手困難なため、大変希少性が高い

    デメリット

    • 比較的高価

    向いている印鑑の種類

    • 実印

象牙の品質について

象牙の印鑑とひとくくりに呼びましても、その品質には大きな差があります。
一点ものの英術作品から通常では印材として使われない低品質のものまで、印材として流通しています。
大正八年の創業以来代々にわたり当店が仕入れ続け、残し続けてきた最高級の印材です。

象牙の取引について

国内での象牙製品の製造や売買はワシントン条約及び日本の法律で正式に許可されているため、合法です。
しかし、全く自由に取引が許されているわけではありません。
絶滅の恐れがある野生動物の種の保存に関する法律によって、象牙製品等の製造・売買を行う事業者は、経済産業省への「特別国際種事業者」の登録が必要です。

私たち梅原印房は「特別国際種事業者」の事業番号・事業者名の証書をいただいており、正式に象牙商品の販売が行える事業者ですので、安心してお求めいただけます。

印鑑のおすすめサイズ

SIZE

印鑑のおすすめサイズ

印鑑の書体の種類

FONT

書体の種類

  • 篆書体(てんしょたい)

  • 篆書体(てんしょたい)

    一番人気

    実印におすすめ

    銀行印におすすめ

    中国の秦の時代以前に生まれた書体です。中国の紙幣やパスポートの表紙などにも使用されています。
    現在は法人印鑑にカタカナ、アルファベットなどが多く使用されますがその際には最も美しく、バランスが取れる書体となります。

  • 印相体(いんそうたい)

  • 印相体(いんそうたい)

    実印におすすめ

    銀行印におすすめ

    篆書体(てんしょたい)を元に作られた書体で、より図形化され原型が分かりにくくなっているため、偽造されにくいという特徴を持ちます。実印や銀行印に多く使用されております。
    印相体は、中心から外に向かって力強い流れと文字と文字、枠と文字が末広がりで接する特殊な印影の為、縁起の良い「吉相体」などとも呼ばれています。

  • 古印体(こいんたい)

  • 古印体(こいんたい)

    銀行印におすすめ

    認印におすすめ

    独特の途切れたセント重量感が特徴な、印象彫刻の為の日本独自の書体です。読むやすく、主に認印や法人印鑑にも多く使用されております。

  • 隷書体(れいしょたい)

  • 隷書体(れいしょたい)

    認印におすすめ

    篆書体(てんしょたい)の字画を簡略化した書体で、形は全体的に横に平たく、より読みやすく改良されています。銀行印や認印に向いています。

  • 行書体(ぎょうしょたい)

  • 行書体(ぎょうしょたい)

    認印におすすめ

    丸みを帯びた流線的な書体です。筆で書いたような風格があり、認印やゴム印に向いています。